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大切な瞬間や忘れたくないメモを保存したいとき、iPhoneのスクリーンショット(以下、スクショ)が反応しないと焦ってしまいますよね。
いつも通りボタンを押しているのに、音が鳴らず画面も光らないと「故障かな?」と不安になるものです。
しかし、スクショが撮れないトラブルの多くは、一時的なエラーや設定の不備が原因です。まずは落ち着いて、自分で解決できる方法から順番に確認していきましょう。
この記事では、すぐに試せる対処法から意外な見落としポイントまで、原因別に詳しく解説します。
【原因別】iPhoneでスクリーンショットできない時の対処法
スクショが撮れない場合、まずは原因を特定することが解決への近道です。
主な原因は「システムの一時的なフリーズ」「ストレージ不足」「iOSの不具合」の3つに集約されます。
これから紹介する4つのステップを試すことで、故障かどうかを切り分けられます。一つずつ、手元のiPhoneで確認しながら進めてみてください。
一時的な不具合なら「再起動」で解決することがほとんど
iPhoneを長時間使い続けていると、プログラムが干渉し合って機能が一時的に麻痺することがあります。
このような「システムの目詰まり」を解消する最も有効な手段が、本体の再起動です。通常の再起動で改善しない場合は、以下の「強制再起動」を試してみましょう。
- 「音量を上げるボタン」を押して、すぐに離す
- 「音量を下げるボタン」を押して、すぐに離す
- 反対側の「サイドボタン」を、Appleのロゴが表示されるまで長押しする
単純な再起動だけで復活するケースは非常に多いため、まずはこの操作で状態をクリーンにするのが定石です。
ストレージ(空き容量)不足で保存できていないケース
ボタンを押した感触はあるのに写真アプリに保存されない場合は、内蔵ストレージが限界かもしれません。
スクショは画像データです。保存するための「隙間」が本体にないと、保存処理そのものがキャンセルされてしまいます。
iPhoneの動作を安定させるには、全容量の10%程度の空きを確保するのが理想的です。
「設定」アプリ > 「一般」 > 「iPhoneストレージ」
ここでグラフがいっぱいなら、不要な動画やキャッシュを整理してください。容量不足は、最悪の場合OSが起動しなくなる「リンゴループ」のリスクも孕んでいます。早めの整理を心がけましょう。
iOSのバージョンが古すぎる、またはアップデート直後のバグ
iOSのバージョンに潜む不具合(バグ)が原因で、特定の操作が受け付けられないこともあります。特に新しいiOSのリリース直後は、予期せぬ動作不良が報告されがちです。
Appleはこうした不具合を直すために修正版を配信しているため、ソフトウェアが最新か確認しましょう。
- 「設定」アプリ > 「一般」 > 「ソフトウェア・アップデート」を確認
- 「お使いのソフトウェアは最新です」と表示されていればOK
もしアップデート直後に動かなくなった場合は、次の修正パッチを待つか、一度ネットワーク設定のリセットが必要なケースもあります。
機能制限(スクリーンタイム)の設定を確認
意外な盲点となるのが「スクリーンタイム」による制限です。自分では設定した覚えがなくても、家族が管理している端末や会社支給の端末では、特定の操作が制限されている場合があります。
「コンテンツとプライバシーの制限」が有効だと、カメラ機能と連動してスクショ機能がオフになる設定が存在します。
- 「設定」 > 「スクリーンタイム」を選択
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップ
- 「許可されたアプリ」の「カメラ」がオン(緑色)か確認
カメラ自体が制限されていると、画面撮影もできません。設定を見直すだけで、あっさり解決することもあります。
スクショしても「画面が真っ黒」になるのはなぜ?
スクショ自体は撮れているのに、保存された画像が真っ黒になることがあります。これは故障ではなく、アプリ側が意図的にかけている制限が原因です。
これは「デジタル著作権管理(DRM)」という仕組みによるもので、残念ながらユーザー側で解除することはできません。
なぜ制限がかかるのか、具体的なアプリの例を挙げて解説します。
動画配信サービスや銀行アプリの著作権保護
NetflixやAmazon Prime Videoなどの動画配信サービスでは、不正コピーを防ぐために強力なガードがかかっています。
動画の再生中にスクショを撮ろうとすると、映像信号のキャプチャが遮断されます。その結果、字幕だけが浮いたような黒い画像になってしまうのです。
また、一部の銀行や決済アプリでも、セキュリティの観点から撮影を制限している場合があります。
- 有料動画の再生中(映像部分のみが黒くなる)
- 著作権保護された電子書籍の閲覧中
- 高度なセキュリティが必要な金融機関の取引画面
これらはコンテンツの権利や個人情報を守るための不可欠な仕組みです。回避策はないため「そういう仕様である」と理解しておきましょう。
シークレットブラウズ(プライベートモード)による制限
Safariの「プライベートブラウズ」や、Google Chromeの「シークレットモード」でサイトを見ている際、サイトの設計によってはスクショが制限されることがあります。
iPhone標準のSafariであれば、通常はプライベートモードでも撮影可能です。
しかし、サイト側がスクショを検知して警告を出したり、特殊なスクリプトで制限をかけていたりすると、画像が正常に残らないことがあります。
もし特定のサイトだけで真っ黒になるなら、一度「通常モード」に切り替えてから再度撮影を試してみてください。これだけで解決する場合があります。
ボタンが壊れていても大丈夫!iPhoneでスクショを撮る2つの裏ワザ
サイドボタンが沈んでしまったり、ホームボタンの反応が悪かったりしても大丈夫です。iPhoneには、画面操作だけでスクショを撮る方法が備わっています。
これらは「アクセシビリティ(操作を補助する機能)」の一つですが、片手操作を楽にしたい方にも非常に人気の高いテクニックです。
画面上のボタンで撮る「AssistiveTouch」の設定方法
「AssistiveTouch(アシスティブタッチ)」は、画面上に擬似的な丸いボタンを表示させる機能です。
このボタンにスクショ機能を割り当てれば、画面を数回タップするだけで保存が完了します。
- 「設定」 > 「アクセシビリティ」 > 「タッチ」を開く
- 「AssistiveTouch」をオンにする
- 「最上位メニューをカスタマイズ」から「スクリーンショット」を追加
ボタンの透明度は自由に変更できるため、操作の邪魔にならないよう調整できます。物理ボタンを消耗させたくない方にもおすすめの機能です。
背面をトントンするだけ!「背面タップ」機能の活用術
iPhone 8以降のモデルなら、本体の背面を指先で叩くだけでスクショが撮れる「背面タップ」が便利です。ケースを装着したままでも検知される優れものです。
- 「設定」 > 「アクセシビリティ」 > 「タッチ」 > 「背面タップ」を選択
- 「ダブルタップ」または「トリプルタップ」に「スクリーンショット」を割り当てる
厚手のケースを使っていると、振動が伝わりにくいことがあります。反応が悪いと感じる場合は「トリプルタップ(3回叩く)」に設定すると、誤作動を防ぎつつ確実に実行できます。
どうしても解決しない場合は?故障の判断基準と修理代金
再起動や設定見直しでも改善しない場合、パーツの寿命や内部の断線が疑われます。
放置すると、電源操作やスリープ解除ができなくなる恐れもあります。手遅れになる前に、故障のサインをチェックしましょう。
物理的な故障を確信するためのサインと、修理費用の目安を解説します。
サイドボタンやホームボタン自体の物理的な故障
iPhoneのボタンは毎日何度も押されるため、経年劣化は避けられません。以下のような症状は、内部が摩耗している「物理故障」の典型例です。
- クリック感がなく、押し心地が「ふにゃふにゃ」している
- ボタンが陥没したまま戻ってこない
- 強く押し込まないと反応しない
- 少し触れただけで勝手に連打される
また、過去の水没により基板が腐食している可能性もあります。
もしボタンにゴミが詰まっているだけなら、乾いた清潔な歯ブラシなどで優しく掃除すると改善する場合があります。それでもダメなら、プロに相談しましょう。
Appleサポートへの問い合わせと修理費用の目安
修理費用は、保証サービス「AppleCare+」への加入状況で大きく変わります。
2025年現在の、一般的な修理費用の目安を以下の表にまとめました。
| 項目 | AppleCare+ 加入時 | 保証対象外(実費) |
|---|---|---|
| ボタン修理(その他の損傷) | 一律 12,900円(税込) | 約 37,400円 〜 110,000円以上 |
| 画面の損傷 | 3,700円(税込) | 機種により異なる |
| バッテリー交換 | 0円(保持容量80%未満) | 14,500円 〜 15,800円 |
※価格はモデルにより異なります。正確な見積もりはApple公式サイトで確認してください。
保証対象外の場合、ボタン一つの故障でも「本体交換」に近い高額な費用がかかることもあります。購入から1年以内の自然故障なら無償の可能性もあるため、まずはサポートへ相談してみましょう。
エクスプレス交換サービスや持ち込み修理の利用方法
修理の手続きには「持ち込み」と「配送」の2種類があります。
Apple Store等に予約して持ち込みます。在庫があれば、その日のうちに修理が完了し、当日持ち帰ることも可能です。
AppleCare+特典の一つです。新品同様の交換機が届き、その場で故障機を配送業者に渡します。iPhoneが手元にない「空白期間」をゼロにできるため、仕事で手放せない方に最適です。
どちらの方法でも、修理前には必ず「iCloudでのバックアップ」と「『探す』機能のオフ」を済ませておきましょう。
まとめ
iPhoneでスクショが撮れないと、つい「故障かな?」と不安になりますよね。
しかし、その原因の多くはシステムエラーやストレージ不足、アプリ側の制限といったソフトウェアの問題です。
まずは再起動を試し、設定を見直してください。もし改善しなければ「AssistiveTouch」や「背面タップ」などの代替機能を活用しましょう。
ボタンが完全に反応しない場合は、無理をせずAppleの正規サポートへ相談するのが安心です。この記事を参考に、大切なiPhoneを最適な方法でケアしてあげてください。

